2024/02/21 Wed

「写真の実践と研究ゼミ 2024年度の参加者募集開始」

写真の実践と研究・3つのゼミ

「写真集表現ゼミ」
「展示空間ゼミ」
「総合表現ゼミ」

講師:GOTO AKI +池谷修一


「写真の実践と研究」は写真作家の
GOTO AKIと写真編集者・キュレーターの池谷修一がつねに共同で指導する実践的なワークショップです。「展示空間ゼミ」「写真集表現ゼミ」「総合表現ゼミ」があります。

それぞれの講座は、共同作業を繰り返しながら写真集や展覧会を世に問うてきたGOTO AKI池谷修一の対話から生み出されました。2024年度の第4期では3つのゼミを開講します。ここで写真作品を作りあげようとする人びとと、写真の実を分かち合って行きます。

「撮る」
「選ぶ」
「プリントを作る」
「写真を編む」
「作品として他者に見せる」

それぞれのステップは相互に関係し、循環を繰り返しながら「写真作品」としての質の確保を支えます。

 

写真集表現ゼミ定員8人 催行人数6
展示空間ゼミ定員8人 催行人数6

二つの講座は「写真の実践と研究」の中心を成すゼミです。参加者それぞれの写真の根本を洗い直し、表現の土台から作品を構築する指導をおこないます。成果物として、写真集表現ゼミでは「32ページの写真集の完成」を、展示空間ゼミでは「作品発表としてのグループ展の開催」を実現します。

 

*「写真集表現ゼミ」は、写真集制作を一人一人の到達度に応じて行うゼミです。いかに撮り、選び、配置し、組むかというプロセスを実習とともに体得します。また名作とされる写真集が、なぜ優れているのかを解題しながら、参加者の見せる力を養います。写真集の実制作では、写真集専門のプリンティングディレクター鈴木利行が加わり、オリジナルの写真集を作り上げていく貴重な実習を行います。

*「展示空間ゼミ」は、展示を作る力を育んで行くゼミです。レビュー形式の作品研磨を軸に、一人一人の到達度に応じて、写真を空間で見せるための実力を養います。写真の組み方を磨きながら、3次元の展示空間で平面の写真作品を表現することを学びます修了展はALギャラリーで行います。

ステートメント作成の指導:ステートメントは作品づくりにかかせない大切な指針です。創作の意図を明解な言葉に表すための指導を両講座ともに行います

「撮影・技術・表現・思考」を行き来しながら、参加者それぞれの個性に寄り添う指導を全9回の実践の中で行います。

GOTO AKIと池谷修一がつねに共同で指導にあたります。

 写真集表現ゼミ」と「展示空間ゼミ」の受講に順番はありません。写真集での表現を追求したことで、展示の表現が深まる。その逆の場合もあるでしょう。二つの講座は補完関係にあります。

 


*「総合表現ゼミ」※好評につき満席となりました

「シリーズを完成させる」「写真集を編む」「個展を開く」。参加者それぞれの目標達成を実践的に後押しするゼミナールです。レビュー形式の作品研磨を行いながら、各人の個性に則した実力の底上げを行います。

*総合表現ゼミは、過去に「写真の実践と研究」のいずれかのゼミを受講された方を対象にしています。(*ただし、これまで未受講でも経験や意欲を講師側で判断し、初参加いただく場合もあります)

 

《ワークショップ開催日程と時間》

「写真集表現ゼミ」11時〜14時

第1回5月19日(日)
第2回6月16日(日)
第3回7月21日(日)
第4回8月18日(日)
第5回9月15日(日)
第6回10月13日(日)
第7回11月17日(日)
第8回12月15日(日)
第9回1月19日(日)

 

「展示空間ゼミ」15時〜18時

第1回5月19日(日)
第2回6月16日(日)
第3回7月21日(日)
第4回8月18日(日)
第5回9月15日(日)
第6回10月13日(日)
第7回11月17日(日)
第8回12月15日(日)
第9回1月19日(日)
修了展示:3月末

 

「総合表現ゼミ」11時〜18時(参加時間は各自で調整できます)

第1回5月26日(日)
第2回6月23日(日)
第3回7月28日(日)
第4回8月25日(日)
第5回9月22日(日)
第6回10月27日(日)
第7回11月24日(日)
第8回12月22日(日)
第9回1月26日(日)

 

「展示空間ゼミ」では修了展示があります。開催日程は調整中です(搬入:半日、展示4日間の予定)

参加条件:自身で撮影した写真による作品発表を目標にしている方。カメラの基本的な使い方がわかり、カメラを所有している方。

・参加費用〜「写真集表現ゼミ

受講料 ¥120,000(+税)

*冊子制作費(別途実費 ※プリンティング・ディレクターによる印刷データ作成費、オンデマンド印刷、製本代を含みます)

 

・参加費用〜「展示空間ゼミ」

・受講料 ¥120,000(+税)

*ギャラリー利用費・DM制作費は別途実費

 

「総合表現ゼミ」は、好評につき満席となりました

・参加費用〜「総合表現ゼミ」

・受講料 ¥120,000(+税)

 

≪お申込み≫

件名に希望するゼミ名(「写真集表現ゼミ」「展示空間ゼミ」「総合表現ゼミ」)を必ず記載し、お名前、連絡のつきやすい御連絡先(携帯番号など)を明記の上 、yoyaku@al-tokyo.jpまでメールにてお申し込みください。
追って確認のメールを返信致します。(返信は平日のみとなります)
(お支払いは事前に銀行振込み又はカード払いとなります。詳細はメールにてお知らせします。yoyaku@al-tokyo.jpより受け取り可能な状態にてメールアドレスをご指定下さい。)

≪講座内容についてお問い合わせ≫

お名前、連絡のつきやすい御連絡先(携帯番号など)を明記の上、gotoiketaniws@gmail.comまでメールにてお問い合わせください。

 

《講師プロフィール》

GOTO AKI

1972年川崎市生まれ。東京綜合写真専門学校写真芸術第二学科・上智大学経済学部経営学科卒業。1993~94年の世界一周の旅から今日まで56カ国を巡る。株式会社丸紅にて天然ガスパイプライン輸送ビジネスに携わった後、東京綜合写真専門学校へ入学。鈴木清氏、小林のりお氏に学ぶ。現在、日本の風景をモチーフに地生命の胎動を捉える創作を続け、新たな風景写真を生み出している。写真展・写真集「terra」(キヤノンギャラリーS・赤々舎 2019)にて、2020年日本写真協会賞新人賞受賞。写真展に「event horizon —事象の地平線—」(ふげん社 2021)「写真家はどこから来てどこへ向かうのか—世界を歩き、地球を変換する写真」(Gallery Forest 二人展 2021)「TERRA 2023」(同時代ギャラリー 2023)他。日本大学芸術学部准教授・武蔵野美術大学造形構想学部非常勤講師
www.gotoaki.com

 

池谷修一

横浜市生まれ。武蔵大学人文学部卒業。Bゼミ参加。展覧会制作の仕事を経て編集者に。2011 年~2020 年、「アサヒカメラ」編集部に在籍。写真集の編集やキュレーション、ワークショップを行っている。木村伊兵衛写真賞事務局担当。写真家たちのスライドショー・プログラム「LONG SEASON」を主宰。インスタグラム:@shuichi_iketani

近年の主な編集作品・写真集に、『WOMEN』(ソール・ライター)、『terra』(GOTO AKI)、『少女礼讃』(青山裕企)、『深い沈黙』(小林紀晴)、『90Nights』(藤代冥砂)、『良い写真とは?』(ハービー・山口)『On The Corner』(ハービー・山口、中藤毅彦、大西みつぐ)、『SHORES』(木邑旭宗)、『BEHIND THE BLUE』(時津剛)などがある。

近年手掛けた展示に、「写真家はどこから来てどこへ向かうのか —世界を歩き、地球を変換する写真」(西野壮平× GOTO AKI)、「terra2023」(GOTO AKI)、「ウロボロスのゆくえ」(土田ヒロミ)、「すべて光」(熊谷直子×川上なな実)、「KIPUKA: Island in My Mind」(岩根愛)、「七菜乃と湖」(笠井爾示)、「遠い光 – Lost Asia -」(小林紀晴)、「たしか雨が降っていたから、」(インべカヲリ)、「繋がってください」(佐藤麻優子)、「マリアンナ」(蓮井元彦)、「ここでまた会おうよ」(三森いこ)、「Fat Fish Observations Report(Planet Fukushima 5)」(菅野 純)など。また主宰する「LONG SEASON」で、柏田テツヲ、木邑旭宗、東海林広太、名越啓介、嶌村吉祥丸、田口るり子、GOTO AKI、田中大輔、蓮井元彦、松岡一哲、水島貴大、ヨシノハナ、藤岡亜弥、金川晋吾、石川拓也、加藤雄太、新田樹、草野庸子、笠井爾示らの作品を上映。


 

鈴木利行(プリンティングディレクター)

1975年東京生まれ。長野県在住。デザイン事務所・遊具メーカーデザイン・設計部を経て、ドキュメンタリー写真集を得意とする出版社の写真集制作に長く携わる。約15年間のPD実績を積み、2019年、日本初のフリープリンティングディレクターとして独立。さまざまな印刷機に対応する幅広い経験で、作家とデザイナーの隙間を埋め、色を数値化することを得意とする。2019年、長野に「BELL WOOD COFFEE LAB」をオープン。主なPD参加作品:『DRAGONFLY』(尾仲浩二)、『ドイツ表現派1920年代の旅』(北井一夫)、『カミサマホトケサマ』(船尾修)、『花泥棒 細江英公写真絵本』、『トオヌップ』(小栗昌子) 、『昭和藝能東西』(本橋成一) 、『LOVE POINT』(渡邊博史) 、『しあわせのにおいがする』(兎丸愛美・塩原洋)、『すべて光』(川上なな実・熊谷直子)、『ORDINARY』(中西敏貴) 、『島根のOL』(南阿沙美) 、『In a Landscape』(佐久間里美)。