写真家・大森克己×写真編集者・池谷修一によるワークショップ、「ポートレート・スタディーズ」募集のおしらせ
ポートレート・スタディーズ
「写真の研究と実践」ワークショップ・シリーズ〜
「写真の研究と実践ワークショップ」は、第一線で活躍するフォトグラファーと写真集の制作や展覧会の企画を行っている写真編集者の池谷修一が共同で指導をおこなう写真ワークショップです。これまで写真家・GOTO AKIと池谷のふたりの講師体制で5年間活動して、ワークショップの基盤をつくってきました。
2025年夏から写真家・大森克己が参加し、あらたにポートレートに特化した講座がはじまります。
●ポートレートから写真を深める●
そもそもポートレートとは、「肖像画」のこと。写真がうまれるはるか以前から、人は人を眼差して、描いてきました。絵画、そして写真によって。人が人に向かい何かを創り出そうとすることは、諸芸術の根源。写真でも、それはかわりありません。
この「ポートレート・ワークショップ」では、ポートレートを根本からとらえなおし、その研究と実践を繰り返しながら、いかに魅力深いポートレート写真を生み出すかを体得していきます。
ポートレートを深めることで写真そのものを深める。
ポートレートからはじめ、写真のゆたかさの扉をひらいていこう、という講座です。
●ワークショップ各回のイメージ●
講師2名がつねに共同で指導にあたります。
1「テーマを設けたレクチャー」
2「レクチャーを受けての実習の提出」
3「レビュー」
1・2・3を繰り返しながら各人の個性に則した実力の底上げを行います。
ワークショップの成果物として、参加者全員が「16ページのZINE」を1冊制作します。
*ZINE制作費には別途実費がかかります。 ※プリンティング・ディレクターによる印刷データ作成費、オンデマンド印刷、製本代を含みます)
●参加条件●
自身で撮影した写真による作品発表を目標にしている方。カメラの基本的な使い方がわかり、カメラを所有している方。経験は問いません。
「#soundsandthings」から 写真:大森克己
●開催日程と時間●
11時〜17時(参加人数によって時間の調整があります。途中の入退場ができます)
第1回9/6 (土)
第2回9/27 (土)
第3回10/25 (土)
第4回11/29 (土)
第5回12/20 (土)
第6回1/24 (土)
第7回2/28 (土)
第8回3/21 (土)
●参加費用●
¥90,000(+税)
*学生割引(申し込み時に学生証の画像をご提示ください)
¥85,000(+税)
●募集人数●
15名(最少開講人数6名)
≪お申し込み≫
件名に「ポートレート・スタディーズ」と必ず記載し、お名前、連絡のつきやすい御連絡先(携帯番号など)を明記の上 、yoyaku@al-tokyo.jpまでメールにてお申し込みください。
追って確認のメールを返信致します。(返信は平日のみとなります)
(お支払いは事前に銀行振込み又はカード払いとなります。詳細はメールにてお知らせします。yoyaku@al-tokyo.jpより受け取り可能な状態にてメールアドレスをご指定下さい。)
≪講座内容についてお問い合わせ≫
お名前、連絡のつきやすい御連絡先(携帯番号など)を明記の上、workshopomoriiketani-al@yahoo.co.jpまでメールにてお問い合わせください。
●講師プロフィール●

大森克己 Katsumi Omori
https://www.instagram.com/omorikatsumi/
1963年神戸生まれ。1994年キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。国内外での写真展や写真集を通じて作品を発表。主な展覧会に、グループ展「世界の庭、パラダイスの探求」(2016 リートベルク美術館 チューリッヒ、スイス)、グループ展「日本の新進作家vol.12 路上から世界を変えていく」(2013 東京都写真美術館)、個展「sounds and things」(2014)、個展「 “when the memory leaves you” – sounds and things vol.2」(2015)、個展「山の音-sounds and things vol.3」(2022 いずれもMEM)などがある。代表的な写真集に『サルサ・ガムテープ』(1998 リトルモア)、『encounter』(2005 マッチアンドカンパニー)、『サナヨラ』(2006 愛育社)、『Cherryblossoms』(2007 リトルモア)、『STARS AND STRIPES』(2009 以下いずれもマッチアンドカンパニー)、『incarnation』(2009)、『すべては初めて起こる」(2011)など。2022年にはエッセイ集『山の音』(プレジデント社)を上梓。

池谷修一 Shuichi Iketani
https://www.instagram.com/shuichi_iketani/
https://www.instagram.com/long_season_slideshow/
写真編集者・インディペンデントキュレーター 横浜市生まれ。展覧会制作の仕事を経て編集者に。2011年~2020年「アサヒカメラ」編集部に在籍。写真集の編集やキュレーション、ワークショップを行っている。木村伊兵衛写真賞事務局担当。写真家たちのスライドショー・プログラム「LONG SEASON」を主宰。
近年の主な編集作品・写真集に、『WOMEN』(ソール・ライター)、『terra』(GOTO AKI)、『少女礼讃』(青山裕企)、『深い沈黙』(小林紀晴)、『90Nights』(藤代冥砂)、『良い写真とは?』(ハービー・山口)『On The Corner』(ハービー・山口、中藤毅彦、大西みつぐ)、『SHORES』(木村克彦)、『BEHIND THE BLUE』(時津剛)、『この星の中』(三森いこ)など。
近年手掛けた展示に「写真家はどこから来てどこへ向かうのか —世界を歩き、地球を変換する写真」(西野壮平 × GOTO AKI)、「terra2023」(GOTO AKI)、「ウロボロスのゆくえ」(土田ヒロミ)、「すべて光」(熊谷直子 × 川上なな実)、「KIPUKA: Island in My Mind」(岩根愛)、「七菜乃と湖」(笠井爾示)、「遠い光 – Lost Asia -」(小林紀晴)、「たしか雨が降っていたから、」(インべカヲリ)、「繋がってください」(佐藤麻優子)、「マリアンナ」(蓮井元彦)、「ここでまた会おうよ」(三森いこ)、「Fat Fish Observations Report(Planet Fukushima 5)」(菅野純)、「EXPRESSWAY」(井田宗秀)など。
主宰する「LONG SEASON」では柏田テツヲ、名越啓介、木邑旭宗、東海林広太、嶌村吉祥丸、GOTO AKI、田中大輔、蓮井元彦、松岡一哲、水島貴大、ヨシノハナ、藤岡亜弥、金川晋吾、石川拓也、加藤雄太、新田樹、草野庸子、笠井爾示、徳永彩、渡邊りお、小野啓、熊谷直子、新津保建秀、濵本奏、西野壮平、大森克己、竹之内祐幸、池谷陸、広川智基らの作品を上映。
鈴木利行(プリンティングディレクター)
https://www.instagram.com/suzuki_pd/
1975年東京生まれ。長野県在住。デザイン事務所・遊具メーカーデザイン・設計部を経て、ドキュメンタリー写真集を得意とする出版社の写真集制作に長く携わる。約15年間のPD実績を積み、2019年、日本初のフリープリンティングディレクターとして独立。さまざまな印刷機に対応する幅広い経験で、作家とデザイナーの隙間を埋め、色を数値化することを得意とする。2019年、長野に「BELL WOOD COFFEE LAB」をオープン。主なPD参加作品:『DRAGONFLY』(尾仲浩二)、『ドイツ表現派1920年代の旅』(北井一夫)、『カミサマホトケサマ』(船尾修)、『花泥棒 細江英公写真絵本』、『トオヌップ』(小栗昌子) 、『昭和藝能東西』(本橋成一) 、『LOVE POINT』(渡邊博史) 、『しあわせのにおいがする』(兎丸愛美・塩原洋)、『すべて光』(川上なな実・熊谷直子)、『ORDINARY』(中西敏貴) 、『島根のOL』(南阿沙美) 、『In a Landscape』(佐久間里美)。