NAGMO NEW FACE
会期 : 2025年1月11日(土)~ 19日(日)
衣装を着飾った女の子たちの肖像を、アクリル絵具の緻密な塗りを主体に描き続ける新進気鋭のNAGMO氏。スウィートで印象的なカーブ描線を多用しながら画面いっぱいに配置されるポーズ、グレイッシュなトーンから高い彩度まで巧みにコントロールされたカラーバランスが特徴的です。ブラックに揃えられた顔が強い吸引作用を持ち、アイコニックな世界観に自律的な力を与えて見るものの深層心理に語りかけてくるようです。
彼女にとっての作品は、「可愛い」が似合う女の子への複雑な感情を抱える自身のミラーリング、精神的な支柱を生み出すように始まったといいます。ポップでグラフィックな指向性には、ルッキズムが拡張する現代に特有の共感だけでなく、外見と内面の善の一致への憧憬に立脚したギリシャ彫刻を想起させる普遍性も滲みます。デビュー間もなくから国内外のアートフェアやグループ展で作品発表を続け、目が離せない作品成長性にはファンもすでに多く、24年11月に初めての個展を開催。本展はそれに続く2度めの個展となります。
最近、整形手術を受けたというNAGMO氏。本展タイトルは心持ちまで変化した自身のネクストフェーズを指し示しています。「容姿へのコンプレックスから自信を持てなかった自分、整形後に自信を持てた自分、その両方の感情を知ることができた私にしか描けないアート作品がまだたくさんある」と彼女は言います。ゴールドやシルバーの箔を用いた新作シリーズ、ブラックフェイスだけではない文字通りの「新しい顔」も含めて構成するものとなります。
10号から100号まで大小の新作アクリル画、約20点を展示・販売いたします。また絵画作品から展開したオリジナル・チェキも販売いたします。
【開催概要】
タイトル : NAGMO NEW FACE
会期 : 2025年1月11日(土)~ 19日(日)
会場 : AL(東京都渋谷区恵比寿南3-7-17)
開館時間 : 12:00~19:00 最終日のみ~18:00 会期中は無休
プロフィール|NAGMO アーティスト
静岡県生まれ。本名・筒井玲奈。服飾専門学校でアパレルデザインを学び、2017年からファッションブランドにてデザイナーとして勤務。22年に退社後、創作活動を本格的に開始した。「ART Taipei」などのアートフェア、「Kawaiiだけじゃない!」(24年、日本橋・MASATAKA CONTEMPORARY) など数多くのグループ展で作品を発表し高い評価を受けている。「100人10」(22年)にて協賛賞、「Independent Tokyo」(23年)にて審査員特別賞。24年、初めての個展「EPISKEY」(品川・gallery201)を開催。
https://www.instagram.com/nagmo_pd
【企画・主催】
GALLERY SPEAK FOR
https://www.galleryspeakfor.com