2024/08/24 Sat – 2024/08/24 Sat

LONG SEASON: PHOTOGRAPHERS SLIDESHOW

「LONG SEASON」は写真家たちが作品を持ちよってスライドショー形式で見せていくプラットフォームです。これまで全4回を開催。2022年夏に京橋のTokyo Institute of Photography(T.I.P)スタートし、「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」でも開催されてきました。そして2024夏、新たに代官山の「AL Gallery」で開催されます。「LONG SEASON」は開催拠点を拡充しながら、写真家たちの作品発表の場をあたためて行きます。


今回は東海林広太、熊谷直子、蓮井元彦、小野啓、徳永彩の作品を上映。いずれもストレートフォトグラフィーの深みから自身のまなざしを掘り下げようとする写真家たちです。また、ニューカマーとして、渡邊りお(Rio Watanabe)が加わります。

プリントを見せる展示、写真集などの印刷媒体は写真家たちの発表のベースですが、空間の広さや限られたページ数などの制約があり、写真家のリアルな息づかいを十分に表現できるとは限りません。写真家たちは、たとえると、いつでも音を奏でる音楽家のように、日々写真を生み続けています。音楽家は何度もライブを行い、表現を磨き、豊かにします。では写真家に何ができるでしょう?

スクリーンに明滅するイメージの群れ。そのなかから選び抜かれた写真は、その後プリントになり、いずれ写真集に収まり世に現れるかもしれません。一方、ある時期、ある時に見ることができる写真が存在します。写真の背後には膨大な写真がある。その厚み、そのリアルな積み重ねをスライド映写を経験しながら共有する。「LONG SEASON」は、その場を作ろうという試みです。

池谷修一:写真編集者・キュレーター
「LONG SEASON」オーガナイザー

 


東海林広太  Ko-ta Shouji

 


熊谷直子  Naoko Kumagai

 


小野 啓 Kei Ono

 


蓮井元彦 Motohiko Hasui

 


徳永 彩  Aya Tokunaga

 


渡邊りお  Rio Watanabe

 

【開催概要】
LONG SEASON: PHOTOGRAPHERS SLIDESHOW

日程:2024年8月24日(土)
時間:17:00~21:00

「作家一名の上映+トーク」を作家の人数分で

〜休憩〜

全写真家の作品を連続上映・

クロストーク
終了

【参加費】
2,000円(税込み)
*事前予約受付中(当日参加可能)
※件名に「LONG SEASON事前予約」と必ず記載し、お名前、連絡先(連絡のつきやすい携帯番号など)を明記の上、yoyaku@al-tokyo.jpまでメールにてお申し込みください。
ご予約の受付は平日のみ対応となりますのでご了承ください。
*先着順(混雑時は立ち見になる場合があります)
*ドリンク販売有り

【展示販売】

*参加写真家の作品集などを展示販売します。

 

 

【参加写真家プロフィール】

 東海林広太  Ko-ta Shouji
https://ko-ta-shouji.com

https://www.instagram.com/ko_ta_s/

1983 born in Tokyo Japan
2007 active as a stylist and start
2014 activity of a photography is begun

solo exhibition
2017 <Beautiful> SOYCHANG empty space / Tokyo
2017 <つぎのblue> MARcourt DESIGNEYE/ Tokyo
2019 <go sees >UltraSuperNew Gallery / Tokyo
2019 <過去に写した時間 誰も知らなかった写真について> PARK GALLERY/Tokyo
2019 <青い光> Void/Tokyo
2019 <happen> zakura /Tokyo
2021 <everything matters>/The wall , samva, zakura, Skool/ Tokyo
2021 <あの窓とこの窓は繋がっている>/ same Gallery / Tokyo
2022<somewhere>安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ&美唄郷土史料館/ie sapporo/Hokkaido/THINK OF THINGS /Tokyo
2023<Nothing happened> 229gallery/Tokyo
2023<パンザマスト>/printed union/ie sapporo/中山の家/Chiba
2024<パンザマスト>/とをが/Tokyo

 熊谷直子  Naoko Kumagai
https://www.instagram.com/kumacaux/

1976年、兵庫県尼崎市生まれ。幼少期よりカメラに触れ、写真を撮りはじめる。95年、阪神淡路大震災にて被災。20歳でパリに渡り、写真と芸術を学ぶ。2003年、写真家として活動開始。11、東日本大震災を経験。気仙沼の人々と出会う。21年 母を失う。22年、尼崎の生家を取り壊す。23年、15年住んだ東京の家を離れる。

ドキュメンタリー性のある作風を生かしたポートレイト撮影を得意とし、雑誌・webな どさまざまなメディアで活動する。作家として、17年に『赤い河』、23年『レテに浮かんで』(ともにTISSUE PAPERS)を発表。 また、『月刊二階堂ふみ』『杉咲花ファースト写真集・ユートピア』『山本舞香Bailar』など人物に焦点を当てた写真集も多く発表している。

 蓮井元彦  Motohiko Hasui
https://motohikohasui.com/

https://www.instagram.com/motohiko_hasui/

1983年山形県生まれ。東京都で育つ。2003年渡英、Central Saint Martins Art and Designにてファウンデーションコースを履修した後、London College of Communicationで写真を専攻。卒業後、07年帰国。以降、東京を拠点に活動する。13年に4年間の日常生活を記録したスナップ写真からなる写真集『Personal Matters』をイギリスの出版社Bemojakeより出版。その後、『Deep Blue – Serena Motola』などの私家版小冊子の発表を経て19 年、続編の『Personal Matters Volume II』(Bemojake)を出版。20年には写真集『for tomorrow』(Libro Arte)、21 年には『写真はこころ』(Printed Union)、23 年に『VIATOR SWELL』(Libro Arte)を出版する。G20大阪サミット 2019 では、京都・東福寺で行われたティーセレモニーに際し制作された図録の撮影を手がける。

 小野 啓  Kei Ono
https://www.onokei.jp

https://www.instagram.com/kei_ono/

1977年京都府生まれ。立命館大学経済学部卒業。ビジュアルアーツ専門学校・大阪写真学科卒業。 2002年より日本全国の高校生の肖像を撮り続け、写真集『青い光』(06年・ビジュアルアーツ)、『NEW TEXT』(13年・赤々舎)を経て、『私のためのポートレイト』(24年・青幻舎)を発表。 その他の写真集には『暗闇から手をのばせ』(17年・silverbooks)、『男子部屋の記録』(19年・玄光社)、『モール』(22年・赤々舎)などがある。『桐島、部活やめるってよ』(朝井リョウ)、『アンダスタンド・メイビー』(島本理生)など文芸書の装丁写真も数多く手がける。『NEW TEXT』で第26回「写真の会」賞受賞。

 徳永 彩  Aya Tokunaga
https://www.ayatokunaga.com
https://www.instagram.com/ayatokunaga_photo/

1996年、フォトグラファーとして活動開始。Bibliothèque Nationale de France、神戸ファッションフォトミュージアムなどに作品が永久収蔵されている。現在は、ライフスタイル・人物・料理・ビューティーの撮影をメインに、広告・カタログ・雑誌等の分野で活動。
写真展に1995年、「Autori tratti al femminile」展 出展 (museo ken damy /イタリア)2009年、「10's Green」展 (emon photo gallery) 16年に個展「photogenic!」(GALLERY SPEAK FOR)を開催。

渡邊りお  Rio Watanabe
https://www.instagram.com/riowatanabe_/

1999年生まれ。山梨県富士吉田市出身。東京都在住。2021年より独学で写真を始める。22年、(株)アマナにアシスタントフォトグラファーとして入社。24年独立。商業写真と並行しながらネガカラーフィルムでのスナップ撮影などを行い、暗室でのプリント、展示を行い制作活動をしている。24年、初の個展「on the long hill」(same gallery)を開催。