福津宣人 光の記憶
会期 : 2026年5月15日(金)~ 27日(水)
福津氏は「総ては模様の様なものである」とのビジョンを美術領域で展開し、様々なパターンを使った独自の絵画様式を追究しています。絵筆で塗ったりドロップして作る細かいパターンを駆使しながら、彼の眼に映る風景や人物を描いています。それらは一見遠回りで不自由な画法に見えますが、具象と抽象の間にある無限の広がりに誘うアプローチであり、「よりよく見る」力を付与する深い感動に満ちています。
その絵画思想は、絵画を超えたクリエイションとの親和力も強くしており、多くの建築家やクリエイターたちとの盛んなコラボレーションも、彼の資質の一部を表してきました。ファッションブランドJUN OKAMOTOとのファッション×アートのコラボレーションや、「MIYASHITA PARK」エスカレーターホールに描かれたアートワークも鮮烈な印象を残しています。
本展は、福津氏が約3年ぶりに開く個展です。今回は本来のパターンペインティングとは違って、白と黒の絵の具だけで描かれた具象のシリーズを初めて披露いたします。旅で訪れた国々で、また近所を散歩中に見つけた場所で、ふと目と心に映った様々な景色を製作の合間に描きとめていたもの。「どんな時でも光を探し求めて歩みを進める。光は、そこに生命が息づいていることを教えてくれる道標。出会った光の形が、その場所で何が起きているかを、時の移ろいの中で伝えてくれる」と福津氏は言います。
技法は塗りによるものでも、パターンのコンセプトが筆致にさりげなく採り入れられたこの情景シリーズは、彼の考える光の概念を私小説的な話法の中に滲ませた新境地として必見です。本展では手漉き紙とキャンバスに描いた大小の作品約30点を展示・販売いたします。
【開催概要】
タイトル : 福津宣人 光の記憶
会期 : 2026年5月15日(金)~ 27日(水)
会場 : AL(東京都渋谷区恵比寿南3-7-17)
開館時間 : 12:00~19:00 最終日のみ~18:00 会期中は無休
【ギャラリートーク】
2026年5月15日(金)18:30~19:00 入場無料
作品解説=福津宣人
【アーティスト情報】
福津宣人(ふくつのぶと)画家 / アーティスト
1969年、宮城県生まれ。東京都在住。様々なパターンを使った独自の絵画様式を追究し、建築家とのコラボレーションを含む着想豊かなアプローチが海外各都市での展覧会でも注目を集めている。近年の個展に「風景の距離」(2018年、富ヶ谷・nani)、「溶けていく模様」(2017年、恵比寿・AL)、「模様」(2019年、神宮前・TOKYO CULTUART by BEAMS)、「Pattern Stroke 模様の軌跡」(2023年、南青山・MA5 GALLERY)がある。またトラフ建築設計事務所との「空気の器」(2019年)、ファッションブランド「JUN OKAMOTO」との2019-2020AWコレクションなどコラボレーションにも多数参加。
https://www.nobutofukutsu.com
【主催】
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