2022/10/16 Sun – 2022/10/21 Fri

青山裕企 写真展「少女礼讃. period 2018-2021」

青山裕企 写真展「少女礼讃. period 2018-2021」
会期:2022年10月16日[日]-21日[金] 

“なぜ、ひとりの少女をどこまでも撮り続けているのか?”

「少女礼讃(しょうじょらいさん)」は、
素性のわからないひとりの少女を、圧倒的な量と質で、
謎めいた関係性において撮影し続けている作品です。

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2018年(40才)の夏、ひとりの女性に出会った。
名のあるモデルでもなければ、撮影経験もないという。
はじめて撮影したときに、
「この子を、“少女”として撮り続けたい」
そう、直感的に思った。
撮りながら、気づき、考え続けることになるのだけれど、
この子には、“少女らしさ”が、眩いほどに詰まっている。
それらは、私たちが押しつける“理想の少女”だけでなく、
剥き出しになった”少女自身”の姿でもあるのだ。
どこまでも、ひとりの“少女”を撮り続けてゆく、撮り深めてゆくなかで、
私は、人を撮ることの深淵に、飛び込んでいきたい。
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2018年7月から、2021年10月まで。約1,200日間の「少女礼讃」の写真を、時系列順に並べて1,200ページの写真集にまとめました。
少女という記号性を撮影しているように見せてきましたが、実際は圧倒的な個性を撮影していたのです。
そして極めて私的な作品です。
第三者にどう見せるかなんて考えないようにして、少女と私のかけがえのない共作の記録を一冊にまとめました。こんなポートレイト作品、もう二度と作れないかもしれない。それぐらいの情熱と礼讃を込めて。
君の中の少女を全力で賭けて(駆けて)くれてありがとう。
そして私の絵を描いてくれて、本当にありがとう。写真展と写真集を、君に捧げます。

 

【開催概要】
写真展「少女礼讃. period 2018-2021」
会 期:2022年10月16日(日) - 10月21日(金) ※入場無料
会場:AL (東京都渋谷区恵比寿南3-7-17)

開 館 時 間:12:00 - 20:00  最終日の~18:00 会期中無休

【オープニング・レセプション】
10月16日(日) 19:00 - 20:00 参加無料 ※要事前予約 (人数制限有)
※件名に「青山裕企写真展レセプション」と必ず記載し、お名前、連絡先(連絡のつきやすい携帯番号など)を明記の上、yoyaku@al-tokyo.jpまでメールにてお申し込みください。
ご予約の受付は平日のみ対応となりますのでご了承ください。

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青山裕企 99th:写真集『少女礼讃. period 2018-2021』

著者:青山裕企
デザイン:山﨑健太郎(NO DESIGN)
サイズ:B6判変型(168x128mm)/1,200ページ
価格:本体12,000円+税
発行:ユカイハンズパブリッシング
発売日:2022年10月12日
ISBN:978-4-908942-31-0
初版200部限定
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プロフィール|青山 裕企(あおやま ゆうき)

Mr.Portrait / 写真家
https://yukiao.jp

ペンギンとショートヘアと猫をこよなく愛する“究極の晴れ男”
フェティッシュ(偏愛)だけどイノセント(純真)な作風で、
制服やコンプレックスを魅力的に撮影するミスター・ポートレイト

1978年、愛知県名古屋市生まれ。
2002年、自転車で日本縦断と世界二周の旅の道中で写真の道で生きることを決意。
2005年、筑波大学人間学類心理学専攻卒業後、上京して写真家として独立。
2007年、キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。
ギャラリー・出版レーベル・オンラインコミュニティを運営。現在、東京都在住。

『ソラリーマン』『schoolgirl complex』『少女礼讃』など、“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親・少女像などを反映させた作品を制作。
2009年より写真集などの著書を刊行、現在100冊を突破(翻訳版も多数)。台湾・香港・中国・シンガポール・スペイン・ニューヨークなど、海外で個展やアートフェアなどに多数参加。
『schoolgirl complex』は、2013年に映画化、写真集は累計10万部以上のベストセラーとなる。
吉高由里子・指原莉乃・生駒里奈・オリエンタルラジオなど、時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影を担当。広告・企業・雑誌のグラビア・書籍の装丁・CD・アーティスト写真など、ポートレート撮影を中心に活動。撮るだけでなく、書く仕事(エッセイ・写真実用書)、教える仕事(講演・ワークショップ・講師)なども行う。TV・ラジオなど、メディア出演多数。

お金マイナス・人脈ゼロで、写真を始めて25年、上京・独立してから18年目。自分なりの戦略で、写真業界を“ファーストペンギン”を目指して泳ぎ続けている。

※会場内では新型コロナウィルス感染症対策のための施策にご協力いただきます。
※最新状況により実施内容変更・開催延期となる場合があります。